久しぶりの両親との時間を過ごしてみて。。
父親はもう何年もパーキンソン病をわずらっている。
生活はなんとかできているが、痛みがあるので薬が手放せないらしい。
今回は「もう、そんなに長くないよ。」とこぼしていた。
パーキンソンはゆっくりと進行する病気なので、
実際の所は、今すぐにどうこうということはないのだが、
不安で弱気になっているのようだ。
母は「調子が悪いといつもああなのよ。」と慣れた様子で
聞き流していた。
以前はそんな父の苦しみにあまり共感してあげられなかった。
「大丈夫だよ〜」と気軽にはげますだけだった気がする。
でも今回は何だかよく分かる気がした。
「うん。分かる。」本気でそう思った。
病気や老いを受け入れるというのは、厳しい作業だと思う。
本当に苦しいな〜と思う時あるもん。
白髪がこの頃三本に増えた。「うそ〜!」すかさず抜いた!
でもまた生えてくる。
気のせいではない老化をひしひしと感じるぅ〜。
父の不安はこんなものの比ではないだろう。
若い頃から父とは戦ってきた。
私を理解して欲しい、愛して欲しいと思って来た。
でも、私の望むような愛情はなかなかもらえなかった。
だからいつも責めてきた。
父親のくせにと。。。
でも、今は一人の人間として父の苦しみを理解したいと思う。
私が大して変われない相変わらずの人間のように、
父も同じ人間なんだなと思えた。
父なりに精一杯生きたのだろうと。
ちょっとピントはずれていたけどね。
帰る前の日、父を家の近くの喫茶店に誘った。
先に来ていたわたしが携帯で「今から来ない?」
と呼び出した。
「うん。行く。」と父。
待っている間、わくわくしていた。
父とのデートだ。最初で最後かもしれない。。
コーヒーを頼み、ケーキを半分にして食べた。
大した会話もなかったけど、それでもいい。
支払いは父にしてもらった。
甘えたかったから。
生きていてくれたことに感謝したいと思う。
私の思い出は塗り替えられた。
父との楽しい思い出がないと思っていた私に
神様はプレゼントをくれたのだと思う。
そして、諦めなかった自分にも拍手!
ヒーリングサロンすずなりhttp://www.d-hugo.com/
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