2010年9月6日月曜日

相手の立場

今朝、食事の時、
数年前まだ娘が小さかったころの話になった。

私に学びたいことがあったので
小さい娘を土曜日の渋谷モヤイ像の前まで連れて行き、
(その頃夫は土曜日も仕事だった)
そこで引き渡しては出掛けた。

混んでいる電車でぐずる。
渋谷の街は小さい子連れには優しくはなかった。

そして、疲れきった夫は少し迷惑そうに
子供を受け取り分かれた。

「大変だったな〜。」
私が言うと、「土曜日も働いていたんだな、俺。」
「働き過ぎだったよな〜」

今まで正直こういった話の時は恨み節だった。
あなたは家を顧みない。
私は一人で子育てしたのよ!と。。

今朝「お互い必死だったんだよね。大変だったね。
頑張ったよね。」と言ってみた。
なぜかそんな言葉が口をついて出ていた。

本当にそうだったと思った。
夫は必死で家族のために働いていたのだろう。
あの頃の私には見えなかった。

人は自分の立場からしか物事が見えない生き物だから
相手の立場をいつも意識して思いやる必要があるのだと思う。
なかなか自然にはできない。
でもきっと訓練しているうちに
見えなかった物が見えてくるようになるのかな。。

恨み節を口にしていたころより
ずっと今の自分を好きだと思えた。

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