2010年9月1日水曜日

老いていくこと

まだ40代少し手前ですが、
この頃老化を感じずにはいられません。
(まだまだ甘いわよ〜という声が聞こえてきそうですが)

35歳を過ぎた辺りまではそんなに変化を感じませんでした。
36歳も37歳も繰り返される日常。

しかし。。今年はいつもと様子が違う。
肌も髪も、疲れの残り具合も。。
白髪が数本見つかりました。
うそ〜と探してみるとぞくぞくと増えている。
まさか自分にそんな老いがおそってくるとは思わなかったと
鏡をのぞきこんでは恐怖を感じています。

でも、まあここまではいつか誰もが通る道なのだと思います。
人間老いには勝てません!

私のちょっと極端なところは、
時間が過ぎ去ることに対する、強迫観念が強いということです。
症状が初めて出たのは小学5年生くらいだったと思います。
時計の秒針を見つめながら、「また1分すぎた!2分すぎた!」と
両親に訴えていました。
時が過ぎ去ってしまうことが怖くて仕方なかったのです。

もう二度と戻らない時というものに強い執着を感じてしまう。
本当に怖かったのを覚えています。

さて、今年に入りちょっとその頃の病的な感じが出ていました。
娘が4年生になり、少しずつ大人の仲間入りをすることに
不安と恐れが強く出ました。
もう二度と戻らない幼少期なんだな〜と思うと
淋しさでつぶれそうでした。

う〜ん。あまりよくない兆候。
フラワーエッセンスのハニーサックルをチョイスしました。
過去の執着から離れられないときに使います。

さて、昨日心に変化が起こったのです。
お友達の息子さんとバトミントンで遊んでいました。
本当に楽しんでいるその子と自分を感じた瞬間、
「時は刻まれている」と思ったのです。
過ぎ去って無くなるのではなく、
その人の中に刻み込まれて歴史になっていくんだと。

きっと彼は私との時間を忘れてしまうでしょう。
でも、楽しかったという感覚が残っていれば
いつか自分の息子や娘と同じように遊んであげられると思うのです。
そうやって私たちは命を紡いでいるんだなと思いました。
私の時間は彼の中に生きていると感じました。

そうか、無くなるわけではないんだな。

老いることは楽しいことではないけれど
歴史を刻みながら、たくさんの人に素敵な時間を与えられる
大木のような人間になれたらいいな。
そんな風に今日は思っています。

9月1日。夏休みは終わってしまったけれど
何だか前向きな気分なのです。




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